
インフレーションブロー成形ラインにおいて、プリフォームの加熱が不均一になると、ラインの速度が低下するだけでなく、不良品も発生します。Sidel SBO6の加熱トンネルが所定の温度を維持できない場合、ボトルの首周りの強度が低くなったり、肩部分に結晶ができたり、ボトルの重量が不安定になったりします。そこで、Sidel SBO6に直接取り付けられるヒーターランプを開発しました。これにより、同じ加熱条件で作業を行え、問題が起きることもありません。
重要なのは、機械のパフォーマンスを適切に維持することです。これは短波長の赤外線放射体であり、石英管やハロゲンフィラメントを使用しており、プリフォームの加熱ゾーンで迅速かつ安定した出力を実現します。SBO6の仕様に合わせて設計されているため、全長やR7sコネクタの接続性も適切で、変更なしで反射器アセンブリに直接取り付けられます。電力や電圧もOEMの仕様に合っているため、加熱曲線全体で一定の熱密度が得られます。これにより、再現性の高いプリフォームの加熱が可能となり、インフレーションブロー成形のサイクルが安定します。
このヒーターランプがラインで効果的に機能する理由は、プロセスを適切に制御できるからです。このランプを使えば、プリフォームの表面温度をより正確に制御でき、過度な伸張や過熱による不良品の発生を防げます。設定値の変更も迅速に行えるため、成形工程の切り替え時でも安定して作業を続けられます。また、ランプは必要な時にのみ加熱され、過剰に加熱されることがないため、エネルギーの使用量も適切に抑えられます。さらに、SBO6の形状に合わせて設計されているため、異なる形状の放射体を使う際の調整の手間もありません。
ただし、注意点もあります。赤外線ランプは高温になりますし、加熱トンネルは狭い空間です。清潔で乾燥した接触部を用いて取り付け、反射器の位置を正しく調整することで、熱の集中を避ける必要があります。また、ランプに適切な電源を接続し、レンズや反射器にほこりや汚れが付かないようにする必要があります。そうしないと、出力が低下し、加熱の均一性が悪くなります。正しく扱えば、安定した運転が可能で、ランプの交換回数も減り、SBO6のダウンタイムも少なくなります。